ホーム > ニュースリリース > 2016年02月05日

インドネシア、2015年は6年ぶり低成長 第4四半期に5%台に加速

インドネシア統計局が5日発表した2015年第4四半期の国内総生産(GDP)は、前年比5.04%増で予想(4.80%増)を上回った。輸出や消費の低迷を、政府の支出でカバーし、第3四半期(4.74%増=改定値)から成長が加速した。

前期比(季節調整前)では1.83%減となったが、予想(1.94%減)ほどは落ち込まなかった。

2015年通年のGDPは4.79%増で、予想の4.75%増を若干上回ったものの、6年ぶりの低い伸びだった。

主要産品であるコモディティーの価格下落と主要取引先の中国の景気減速が成長の重しとなった。

インドネシア政府は昨年9月、特に成長のけん引役である製造業への投資拡大を図るため、一連の景気刺激策を実施。企業向けに最長20年の税優遇措置を導入した。

第4四半期は、企業の工場閉鎖や人員削減にもかかわらず、インドネシア経済の半分以上を占める民間消費がおおむね安定推移した。

OCBC銀(シンガポール)のエコノミスト、ウェリアン・ウィラント氏は「経済基盤は改善したようだ。今後はインフラプロジェクトが成長の勢いをより力強く後押しするだろう」と指摘した。

インドネシア中銀は成長支援に向け、今年1月に政策金利を11カ月ぶりに引き下げ、7.25%とした。2月17~18日に開く次回理事会では、追加緩和の必要性を検討する見通し。

政府支出や投資の拡大を見込む多くのアナリストは、今年のインドネシア経済は成長が着実に加速すると予想。過去5年間は減速が続いた。

中銀は2016年の成長率が5.2%、17年は5.5%に加速すると予想している。

 


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